2005.8月 夏の京都旅行~中編~旅行日・・・2005年8月12日(金曜日)~16日(火曜日)4泊5日の旅(晴れ時々曇り時々雨)【実相院&正伝寺 etc 【京都3日目】】 京都3日目のこの日は、地下鉄に乗って京都国際会館へ。 そこから、丁度、私の行きたい所行きのバスが到着~♪ 早速乗り込みました~。 この日の最初のお寺さんは、岩倉の門跡寺院、実相院。 “一仏八層の庭”と呼ばれる枯山水庭園になります~。 かなり広い石庭のお庭でした~。 奥書院と客殿との間にある、池泉回遊式庭園です~。 緑が青々としていて、私より先に訪れていた家族連れ観光客の方が、 寝っ転がって寛いでいました~。ふふふ。 このお庭の池には、天然記念物のモリアオガエルが生息しているそうです~。 ここ実相院は、黒光りする床にお庭の緑が映る“床緑” また、秋の紅葉の季節は、紅葉が床に映える“床紅葉”が有名です~。 以前は写真撮影が可能だったんですが、 床紅葉が、あるCMに取り上げられた後、観光客が多く詰め掛けたそうです~。 その際、三脚を立てて撮影をする方が増え、お寺の床が、大変キズ付いたそうです~。 私も写真を撮る事が好きなので、 出きる限る“良い写真を撮りたい”って思う気持ちはあります。 でも、自分の満足のために、大切な文化財をキズつけてしまおうとは思いません。 一度付いてしまったキズは、元に戻す事は出来ないですもの~。 大切に守ってきたものを、こんな形でキズ付けてしまっては、 拝観を許して下さってるお寺さんとしても、大変悲しい出来事だと思います~。 なので、現在その対策として、室内の写真撮影を禁止する事になってしましったそうです~。 心無い人達が減って、いつの日かまた“床緑”や“床紅葉”を、 訪れた時にカメラに収める事が出来る様な日が、 もぉ~一度来る日を待ちたいと思います~。 実相院の目の前にバス停があるので、次の時間を確かめると20分近く待たなくちゃ~ダメ・・・。 見るとタクシーが停まってる~。ふふふ。 ・・・っで、乗っちゃいました~。 周りたい場所も交通の便が悪いので、丁度良かったしね~。ふふふ。 去年の夏、初めて訪れて、とぉ~っても気に入ってしまった正伝寺さんのお庭。 “獅子の児渡し”と呼ばれる枯山水庭園で、丸~く刈り込んだツツジが可愛らしい~。ふふふ。 今日は、曇っていたので、比叡山を望む事は出来ませんでしたが、 飾り気もなく、質素なお庭なんだけど、好きですね~~私は~~♪ 次に向かった先は、光悦寺さん。 すぐ近くの源光庵も久々に訪れたかったんだけど、 運悪く、現在、補修工事の真っ最中で拝観が出来ませんでした~。 江戸時代の文化人・本阿弥光悦が、徳川家康から与えられた地に庵を構え、 一族・工芸職人を集めて芸術村を築いた地なんだそうです~。 参道の“菱形”は、本阿弥光悦の家紋なんだそうです~。 竹を斜めに編んだ“光悦垣”と呼ばれる垣根。 タクシーの運転手さんとお話をしている時に、 運転手さんの“オススメ”を聞いてみました~~。 そして、案内して頂いたお寺さんは、古知谷 阿弥陀寺。 大原の三千院から、車で奥に進む事10分位かな~。 山門になります~。 ちょっと中国式っぽい感じの山門です~~。 ここまで来るのに、結構、急な坂道をタクシーで登ってきました。 辺りは鬱蒼とした木々が生い茂っています~。 タクシーを降りてから歩き出しても、ひんやりする感じでした~。 参道にある天然記念物の指定を受けている樹齢800年のカエデの老木。 何だか、スゴ~~ク歴史がありそうなお寺さんって感じ~。 本堂になります~。 山の中にあって、古刹って言葉がピッタリなのかも~。 タクシーの運転手さんが話していたんだけど、 ここのお寺さんには“ミイラ”があるとか・・・ 実際、岩をくり抜いた巌窟があって、 その巌窟は、弾誓上人が入定される1年前に、修行中の僧らに頼んで掘らせたんだそうですが、 その中の石棺に弾誓上人のミイラ佛が収められているそうです~。 その巌窟の奥に進む事が出来るんだけど、 正直、あんまり気持ちの良い感じはしませんでした~~。 ・・・っていうより、怖かったかもぉ~~! でも、普段あんまり行けない所に連れて行って頂けたので、 運転手さんには、感謝です~~。 【世界遺産 苔寺・西芳寺を訪ねる~♪ 【京都4日目その1】】 京都滞在4日目の今日は、 今回の京都行きの最大の目的地である世界遺産の西芳寺の拝観日なんです~~♪ 以前から“絶対行きたい!”って思って、拝観申込みをしてきたんだけど、 なかなか叶う事がなく、今回、や~~~~っと・・・です~。ふふふ。 京都駅から、苔寺・鈴虫寺行きのバスに乗り込み50分余り。 バスを降りて、矢印方向に歩きだしました~。 キョロキョロと辺りを見渡すと、その鬱蒼とした先に見えてきた景色に、 私の期待は膨らむばかり・・・って状態です~~。 拝観の受付け時間は、午前10時。 着いたのが10時前だったので、門の前は別の鉄の門で閉ざされていました~。 その閉ざされた門の周りには、私同様、拝観の待つ人達が結構大勢。 門が開くのを待ってる間、お寺の周りをキョロキョロ。 キレイな水が流れてました~~。 そして10時。 拝観の受付けが始まり、お寺の中へ~~♪ とにかく感じた事は、緑が多く鮮やかって事~。 でも、これは、まだまだ序の口だった事に、この後、気がつきます~~。 緑のアーチを進むと、ぱぁ~~っと明るい空間が広がり、 本堂が見えてきました~。 まずは、この本堂に通されて、 今回の祈祷料として3000円を納めます~。 西芳寺さんでは拝観料ではなくって、祈祷料なんです~。 本堂には、約100人近い人が入ってるでしょか~。 その人達が席についた頃、僧侶の方が入ってこられ、 “摩訶般若波羅蜜多心経”を読経のあと、 “坐禅和讃”というものを読経。 それらが済むと、写経をするのかな~・・・って戦々恐々(ふふふ)としていたんだけど、 この日は、お願い事をしたお札を納める内容でした~。 それでも、久しぶりに持った毛筆・・・上手く書く事は出来なかったけど~・・・。 そして、いよいよお庭へ案内される事となりました~。 左側の写真の男性が、今回の案内役だったんですが、 この日、外国からの拝観者の方がおられたんだけど(私の横に座ってました) 流暢な英語を使って説明してました~~。 ただのおじさん・・・なんて思っちゃ~ダメなのよ~。ふふふ。 西芳寺周辺は、竹林に囲まれてタケノコの産地なんだそうです~。 そして、竹取物語の発祥の地とも伝えられているんだそうです~。 さ~~って、ここから庭園の中へ~~♪ ワクワクしちゃってます~~♪ 入り口を入ってすぐの所に建つ、観音堂。 観音堂の前から見下ろした庭園。 辺りは、鬱蒼とした木々が立ち並びます~。 奈良時代の聖徳太子の別邸とも、行基という僧が開山したとも言われてるそうです~。 その後、夢窓疎石という方が造営したお庭だそうです~。 上段下段の二段構えの庭園で、上段は、枯山水式になり、 下段は、池泉廻遊式庭園となっています~。 入り口付近でも、しっかり辺り一面緑色~~♪ 奥へ進みます~。 西芳寺さんが“苔寺”っと呼ばれる意味・・・納得です~。 辺り一面、苔の絨毯の様です~♪ この苔生したお庭は、応仁の乱や洪水などで荒廃し、 しだいに苔生す様になっていったんだそうです~。 現在では、約120種余りの苔が庭園を覆っているんだそうです~。 湘南亭と名が付く、桃山時代の代表的な茶室です~。 幕末の頃には、岩倉具視がここに隠れ住んだそうです~。 下段の池泉廻遊式庭園は“心”の文字を形どり、 黄金池を中心にしている庭園なんだそうです~。 また、この庭園は、金閣寺や銀閣寺の庭園にも影響を与えたんだそうです~。 これより先に進むと上段の枯山水庭園があるんだけど、 そっちは、あまりどぉ~も・・・って感じだったので省く事に~。ふふふ。 だけど、苔生したお庭は、祈祷料3000円を出してでも惜しくはないと思います~。 あと、他のお寺さんを見て周ってる間は、雨が降って欲しくないな~って思うんだけど、 ここ苔寺を訪れている時は、しっとり濡れた苔の中を進むのも悪くないと思いました~~。 ここ苔寺では、余りにも沢山の写真を撮ったんだけど、 どの写真を載せて、どの写真を載せないか・・・ とっても困ってしまったので、せっかくなので沢山載せちゃう事にしちゃいました~♪ふふふ。 1時間ちょっとの拝観時間が、あっと言う間に過ぎてしまった・・・ そんな苔寺・西芳寺さんでした~~♪ ※※※ 西芳寺 拝観申込み方法 ※※※ 往復ハガキで郵送となります。 〒615-8286 京都府京都市西京区松尾神ケ谷町 西芳寺 拝観申込み 御中 (1) 希望日 (2) 代表者の氏名、住所、電話番号、人数 これらの内容を記入して、受付け2ヶ月前から、希望日の7日前までの必着となります。 ※ここで、第2希望日なども書いておくと良いかも・・・ 私は、その第2希望で通りましたよ~。 ※拝観時には、祈祷料3000円を納めます。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ・・・続く・・・ |